静かに礼儀正しく歩み寄ってきてくれる、その側で身体が固まってしまう、確かに安心しているのに、その肩にわたしのすべてを預けることが今はまだできず、眼差しのなかにある様々な思いを汲み取ろうと、飼い犬が飼い主の感情を読み取ろうとするように、ただただ目を、瞳の奥を見つめる。


言葉ではないところで、深く理解し合えたらどんなに良いだろうと思う。

言葉ではないところで、だけれど時々刃物のように尖ったものが刺さってしまうかもしれない。


それは自分の内側にだけ突き刺していればよく、充分に自分を刺しているひとに向けてはならない。


あなたのせいではない。

こんな一言がいつか言えたら。すこしだけでも慰めてあげられたら、と思う。